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【2019.05.29】太陽を改造する
皆様お久しぶりです!!
先日までの猛暑にすっかりまいっていますが、皆様はいかがお過ごしでしょうか?
特に何かインフォメーションがあるわけでもなく、のんびり通常営業をしている当店ですが、店内装飾用に購入した「PHアーティチョーク」をカスタムしてみよう!!と思いたったのです。
はっきりと言います!!
ルイスポールセン のPHシリーズは本体のカラーから、光の反射や角度、グレアまでもが全て計算されて設計されているため、カスタムをすると照明が本来持つ性能を損なう可能性があります。
ですから、カスタムはお薦めしません!!
ましてや、当店はルイスポールセンの販売店でもないことから、このようなことを推奨しているわけではなく、あくまでも自己責任で個人的なカスタムとなっておりますこと、ご理解いただけますようお願いします。
そして、ルイスポールセン照明群の中でフラグシップモデルでもある「PHアーティチョーク」をカスタムするということは、人類が「太陽」をコントロールするが如く無謀な行いであると、ルイスポールセン愛好家の皆様には一笑に付していただければと思っております。
さて、そんな太陽と形容されるPHアーティチョークを、当店のイメージカラーであります「ブリティッシュグリーン」仕様にカスタムをすることにしました。
まず、全72枚ある羽を取っていくための下準備です。
上から下まで12ライン（1ライン6枚）ある羽は、それぞれ大きさが異なります。
何も考えずに「えいやっ!!」と取ってしまった場合は、どのラインにどの羽が付いていたのか分からなくなってしまいます。
かならず羽を取る前に目印を付けておきましょう。
私の場合はマスキングテープに番号を書き、羽一枚一枚に貼っていきました。
次に羽を傷つけないよう慎重に取り除いていきます。
それぞれの羽はスリットに差し込んで固定しているのですが、ずれ落ちないよう針金でも止められています。
曲がって固定されている針金を真っ直ぐに伸ばすためには精密ラジオペンチが必須ですよ。
全ての羽を取り除くと、骨格だけになります。
普段は目に見えることのない、隠された最下層のパーツに「louis poulsen」と書かれた金属パーツが!!
見えない箇所まで配慮された物作りは流石ですね♪
ちなみにこのパーツのおかげで、真下から照明を眺めても電球が見えません。
光の反射で美しく照らすよう考えられて設計されています。
ブリティッシュグリーン色にカスタムするということで、ペイント（塗装）も考えましたが、かなり優れたカラーフィルムがあることを知り、今回はこのカラーフィルム「3M」社の「ダイノックフィルム」を使うことにしました。
「ダイノックフィルム」は外装・内装の補修などに使われるカラーフィルムで、様々な色や模様、デザインがあり、耐久性も抜群です。
裏地がシールになっているため、適切なサイズに切り取って貼るだけというお手軽さ♪
家具や内装のカスタムをお考えの方、「ダイノックフィルム」おすすめです!!
写真を撮り忘れましたがアーティチョークの羽一枚一枚のサイズへ切り取り、慎重に貼り付けました。
そして今度は、羽を外していったのとは逆の工程で取り付けていきます。
実は、羽を差し込むスリットは羽の厚みジャストサイズで作られているため、フィルム一枚の厚みが追加されただけであっても差し込むことができません。
したがって、スリット差込口の形状にフィルムを切り取って、苦労しながらもなんとか差し込んでいきます。
途中で体力と集中力が尽きて少しラフになってしまいました・・・悲しい心の弱さよ（涙）。
こうして費やすこと約10時間、やっと完成いたしました「PHアーティチョーク SABOT Furnitureカスタムエディション」!!
やはりブリティッシュグリーンにして良かった♪
ルイスポールセンのアンティークランプに似たような色あいの物があるのですけれど、モダンでスタイリッシュなPHアーティチョークが、ミッドセンチュリーの家具やビンテージ品と更に合わせやすい雰囲気へと変身いたしました!!
と〜っても大変だったので、もう二度とカスタムはしたくないですけれどね（笑）。
今回はシェード部分だけのカスタムですので、今度はランプ部のカスタムを予定しておりますが、ひとまず当店の「太陽」は沈むことなく無事にレジ周りを照らしてくれることでしょう。
お後がよろしいようで、また次回のブログでお会いしましょう♪
今なら展示現品が大変お安くなっております!!
「レザー座面のYチェア買い逃した・・・」という方、当店では超美品（ほぼ新品）の展示現品販売しておりますよ♪
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