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スタッフブログ

【2015.9.12】オールドキリムクッション少量入荷


先般の台風の影響で、大変な被害に遭われた方もいらっしゃると思います。
私が以前勤めておりました家具メーカーも栃木県は鹿沼市にございますので、黒川の氾濫により少なからず被害を被っていると思われます。
一刻も早く被害が収束されることを心より願っています。


さて、暫く品切れにしておりました「キリムのクッション」が少量ですが再入荷いたしました!!

このクッションはオールドキリムをクッションカバーに加工したものなのですが、ほどよい抜け感(色褪せ)が素晴らしく、北欧クラシック家具との相性が抜群のため当店でもイチオシとして扱っておりました。
全て1点ものになっております。

もっと早く再入荷する予定であったのですが、1点ものであるという都合上、どうしても自らの目で実商品を選定しなければ、写真と実物では色や風合いが違うことが多々あるのです。
これまで買い付けのための時間を取ることが難しく、長い間売り切れとなっておりましたが、この度再入荷いたしましたのでお知らせいたします。
もちろん、私自身の目で実商品を確かめ、選りすぐりのクッションのみを買い付けてきましたので、素敵な雰囲気を持ったキリムクッションばかりですよ。

今回の入荷は少量ですので、この機会をお見逃しなく!!
当店では中綿込みで、お一つ6,800円+消費税で販売しております♪


9月の店休日は下記となっております。
通常、お休みの日が営業となっていたり、営業日がお休みとなっていたりしますので、来店予定の方はお間違いないようお願いいたします。


【2015.9.04】ペーパーコード張替え


先日、お客様から椅子の座面の張替え依頼がございました。

元々張られていた座面は「葦」ですが、劣化によりボロボロ崩れてくるそうなので、ペーパーコードに張り替えて欲しいというものです。
探しても「葦」の張替えを行う業者が見つからなかったとのことですが、椅子のナチュラルな雰囲気にペーパーコードが合っていましたのでご満足いただけたようです。

さて、この張り替え作業は少し大変でした。
張替え後の座面の写真を載せていますので、ペーパーコード座面の椅子をお持ちの方は気づいている人がいらっしゃると思います。

通常、Yチェア、PP68、J39いずれも、後ろよりも前のほうが座面幅が広くなっていますよね。
このような座面形状にすることで、脚の可動範囲が広くなり、座りやすくなるのです。
このことから、座面のペーパーコードを編む際には、縦の網目が垂直になるよう綺麗に仕上げるため、前フレームの左右に捨巻きを施すのが一般的です。

ですが、お客様から捨巻きをしないで、前フレームの初めから密に編んで欲しいとのご依頼なのです。
捨巻きをしないで何も考えずに編んでいくと、編みむらが出てしまう(編み幅が合わなくなる)ので注意が必要です。
そこで、なるべく目立たないように、後ろフレームの左右少しを2重に重ねております!!
こうすることで、捨巻きと同様の効果が得られ、更に少しだけ強度も強くなるという。

分かり辛い説明で申し訳ございませんが、このように少しだけ工夫して編んでおります。
苦労しましたが、とても頑丈に編んでいますので、少なくとも10年は張替えの必要がなくお使いいただけます。

気に入ってもらえるといいですね。


9月の店休日は下記となっております。
通常、お休みの日が営業となっていたり、営業日がお休みとなっていたりしますので、来店予定の方はお間違いないようお願いいたします。


【2015.9.01】ヒンメリ展のお知らせ


サマーセールおよび1周年キャンペーンは先月をもちまして終了いたしました。

期間中は多くのお客様にお越しいただき、誠にありがとうございました!!
実は、まだ「うちわ」が多少残っておりますので、引き続き無料配布しております。
もう少し残暑は続くでしょうから(30度を超える日は来るかな??)、どうぞご遠慮なくお持ちくださいませ。

さて、当店でも大好評販売中の「ヒンメリモビール」。
そのスターターキットを企画販売され、日本におけるヒンメリ普及第一人者であります、おおくぼともこ氏が鎌倉で個展を開催いたします。
場所は東慶寺ギャラリー。
9月19日〜27日までの会期中は無休で展示会をされるそうです。
なお、21日と27日にはヒンメリワークショップも同時開催いたしますので、作り方を教わりたい方はコチラにご参加ください。
詳しくは、東慶寺ギャラリー&ショップのHPをご確認くださいね。


ここで、ヒンメリの少し興味があるエピソードをひとつ。

土曜日の晩にサウナに入る習慣があったフィンランドのある地域では年ごろの農家の女性たちが集ってサウナに入り、その後、ヒンメリ作りに精を出していたという。
その頃を見計らって集ってくるのが近所の男性たち。
サウナの湿気や温かさは麦わらをやらかくし、扱いやすくする。
そんな理由に加え、サウナは彼らにとって出会いの場であり、ヒンメリ作りは交際方法のひとつでもあったのだ。
麦わらを通して知り合ったもの同士は、麦わらの指輪を介して一生の伴侶となる約束を結ぶこともあった。
そう考えてみれば、結婚式の装飾品となるのも自然なことである。
またサウナは聖地とも捉えられ、出産の場でもあった。
※おおくぼともこヒンメリモビールより抜粋

このことからヒンメリは言わば、当時のフィンランド人にとって出会いのツールであるとも考えられ、結婚に至る過程は自然な流れとも言えますね。
つまり、ヒンメリを通して結婚へと進んだカップルが少なからずいたということ。

面白いのは、今回のヒンメリ展示会が東慶寺で開催されるということです。

ご存知の方もいらっしゃると思いますが、東慶寺は江戸時代まで駆け込み寺として有名で、映画「駆け込み女と駆け出し男」の舞台となった由緒あるお寺なのです。
不法な夫に苦しむ女性を救おうと、女性が一度この寺に駆け込み3年間寺奉公をすれば自動的に離婚が成立するという寺法で、俗に縁切寺とも呼ばれていました。


婚姻のツールでもあったヒンメリの展示会を、離縁の場所として有名な東慶寺で行うというシュールな組み合わせを深読みして考えると、少し興味深いなと思いました(笑)。

まぁ、そんなことは置いといて、お時間があれば是非ヒンメリモビール展に足を運ばれてはいかがでしょうか。
おおくぼともこ氏による芸術的な作品群は必見ですよ!!
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