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スタッフブログ

【2015.1.31】ウェグナー椅子展開催のお知らせ


皆様、大変長らくお待たせいたしました!!

予てから計画中であった椅子の展示会、ハンス・J・ウェグナーの椅子展『100年を超えても受け継がれる技術』をついに開催いたします!!

展示会タイトルにありますとおり、ウェグナーの椅子に込められた技術を再確認してみようという主旨の小さな展示会となっております。
展示会開催中は、当店に「ヴァレットチェア」、「ザ・チェア」、「ベアチェア」の3大マスターピースが揃い、且つ「PPモブラー」にて屈指の人気を誇る「PP701」、「PP68」も店内に並びます。
また、Yチェアをはじめ「カール・ハンセン&サン」の各ウェグナーチェアも通常通り展示しております。

まさしくウェグナーづくしの展示会なのですが、展示会というとちょっとお堅いイメージがありませんか?
当店での展示会は、狭い店内ながらもアットホームな雰囲気の展示会とさせていただきます。
実際に触って座っていただくことが可能ですので、遠慮せずにお声掛けくださいね。
このような機会でなければ、あまり座ることができない椅子ですからね。

そして、あらためてウェグナーのデザインの素晴らしさ、込められた技術の繊細さをご堪能ください。

ちなみにタイトルの100年とは、昨年のウェグナー生誕100周年というメモリアルイヤーを終え、これから先100年を向かえても受け継がれるべき技術を知るという意味での100年です。
デザインされてから既に100年が経過しているという意味ではありませんよ。

尚、展示会開催中に、展示してある椅子のご注文を承ります(※展示物ではなく、新品のご注文)。
かなりお値段は高価な椅子なのですが、以前から購入を検討されていた方、あらたに購入を検討されている方、仕様もカスタムしてご注文が可能ですので、是非当展示会にてじっくりとご覧になり、ゆっくり座って購入を決断されてみてはいかがでしょうか。
もちろん、展示されていないカール・ハンセン、PPモブラー、フレデリシアの椅子もご注文が可能ですよ!!


また、ウェグナー椅子展にあわせて、ゴットランドデザインによる「ゴットランド・シープスキン」展も同時開催いたします。
通常、当店お取扱いのゴットランドデザイン商品はクッションとチェアパッドだけなのですが、ゴットランドデザインの全商品(※一部をのぞく)を展示会開催中に展示いたします。
ゴットランドデザインのシープスキンは、これまた北欧はスウェーデンの良質でオーガニックな羊毛製品。
予てから北欧の家具に合わせるならゴットランド・シープスキンだ!!と公言してきた当方の希望が叶い、今回ウェグナーの椅子展とあわせて開催することができたのです。

ゴットランド・シープスキン商品は展示会中にその場で購入が可能ですので、お気に入りの商品を是非お探しください。
展示会でしか購入できない特別な商品もあるかもです。

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ウェグナーの椅子展『100年を超えても受け継がれる技術』
同時開催『ゴットランド・シープスキン』展

展示会開催:2015年2月11日(水)〜24日(火)
営業時間:11:00〜20:00
お休み:毎週水曜日
※11日(水)は営業いたします。18日(水)はお休みです。
尚、展示会開催準備のため、10日(火)はお休みをいただきますので、ご注意ください。

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[INFORMATION]

本日発売の「家庭画報3月号」の巻頭「エディターズレポート」のコーナーに当店が紹介されております。

お店や商品のご紹介だけではなく、当方のことも少し書かれており、嬉し恥ずかし大感激でございます(笑)。
家庭画報編集の方が直接当店にお越しになり、当店をとても気に入ってくださいました。
由緒ある雑誌に掲載いただけることに感謝しております。

ちなみに、家庭画報といえば世界文化社。
世界文化社といえば、北欧インテリア好きの必読書「世代を超えて愛される北欧インテリア」を出版されている会社です。
この本は、名だたる北欧デザイナーの住宅が紹介されている内容が濃い一冊です。

家庭画報3月号と併せて、皆様も是非ご一読くださいませ。


【2015.1.24】オリムのタオル


数年程前から、巷には「ライフスタイルショップ」という定義の衣食住全てを取り扱うショップさんが増えてきました。
ショップ独自の洋服を展開し、オーガニックな食品を提供し、インテリア小物から家具までをも扱うショップ。
トータルに暮らしを提案するライフスタイルショップは、ブランドに即した買い物をひとつのショップで出来るので大変ありがたいのです。

「ライフスタイルショップ」
・・・なんて羨ましいショップなんでしょうか。

当店も、そのライフスタイルショップたるべく一時期検討したことがありましたが、家具(主に椅子)およびインテリア用品販売だけで大変なのに、食品や衣類まで取り扱うと自身の容量を超えてしまいますね。
暫くは「椅子専門店」として、あくまで家具屋として頑張っていきます!!

でも、落ち着いたら「讃岐うどん」でも販売しようかな(笑)。


さて、そんなライフスタイルショップで販売している商品の定番といえばタオルですね。

当店も「オリム」というメーカーのタオルを取り扱っております。
オリムは正真正銘の愛媛県今治のタオルメーカー。
そう、世に言う「今治タオル」なのです。

国内最大規模のタオル産地として有名な愛媛県今治市。
高輪山系を源流とする豊富な水資源が、今治タオルの発展を支えてきました。
晒しや染めに適した軟水を用いることで繊維はやさしい仕上がりとなり、繊細な風合いや鮮やかな色彩が表現できます。
特に吸水性と肌触りの良さは今治タオルの代名詞ともなっています。

当店で取り扱っている「オリム」のタオルは、柔らかな肌触りと、その持続性にこだわりがあるメーカーでして、洗濯を繰り返してもボリュームが長期間変わらないという独自加工を施しているタオルです。

原料には超長綿スーピマを使用していますので、とても軽やかでなめらかな感触です。
タオルを暫く触ってから手を離すと、何か違和感を感じてしまうほどのなめらかな肌触りなのですよ。

当店にて販売しているタオルの色は、ホワイトとチャコールグレー(実際は濃い緑色)の2色。
サイズは、フェイスタオル、シャワータオル、バスタオルの3種類。

特に、バスタオルサイズはお体を拭かれる時、高級なバスローブを身に纏っている感覚になるのでオススメです。

タオルを購入される前にひとつ知っておいてほしいのは、タオルには北米スタイルとヨーロッパスタイルの2種類がございます。
北米スタイルのタオルとは、表面が比較的にゴワっとしているタオルでして、吸水性が良く、肌を拭かれる時にとても水を吸っていると感じるタオルです。
いっぽうヨーロッパスタイルのタオルとは、表面がなめらかなタオルで、吸水性も良いのですが、肌触りが良過ぎるせいか、肌を拭かれる時に若干水を吸っていないと感じてしまうタオルです。
実際には、もちろん水を吸っているのですが、北米タオルに比べて、吸水性の良さを感じにくいかもしれません。

ヨーロッパのラグジュアリーなホテル等では、肌触りを重視しているタオルを置いていることが多いため、なめらかだけど水を吸っていないと感じた経験をお持ちの方もいらっしゃると思います。
つまり、もしあなたが北米スタイルのゴワっとしたタオルでガーっと体を拭かれたい場合は、ヨーロッパスタイルのこのタオルはオススメしません。

なめらかな感触、ボリューム感を重視される場合には、「オリム」のタオルを本当にオススメいたします。
是非一度、当店にてその肌触りの良さを体験してくださいね。


[INFORMATION]
椅子展示会が決定しました!!
詳細は当ブログにて後日お伝えいたします。
お楽しみに!!

【2015.1.18】職人の手仕事


相変わらず寒い日が続きますね。
店内でのんびりとしている私も、朝晩の冷え込みにはブルブル震えております(笑)。

開店直後に飲む一杯の珈琲で活力を貰っている今日この頃ではございますが、皆様は珈琲豆の保存はきちんとされておりますでしょうか?

珈琲豆は適切な保存容器・専用のキャニスター等で保存されませんと、酸化が進み、酸味だけが際立ち風味がなくなってしまいます。
もちろん、容器には密封性が重要です。

そこで、今回オススメしたいアイテムは「MOKUNEJI」のガラスポッド!!

一見、普通のガラス容器のように見えますが、実は普通のガラス容器です(笑)。
では、この「MOKUNEJI」のガラスポッドの特徴はと言いますと・・・

木製の蓋のネジ溝を全て、木工轆轤で職人さんが作っている!という点です。

私も木工轆轤(旋盤)での作業を行なったことがありますが、簡単そうに見えて意外と大変なのです。
回転している木材に綺麗な曲線を付けていくのは、かなり集中して慎重に行ないませんと、あっという間に変な形状になってしまいますからね。

きっと陶芸の轆轤もそうなのでしょうが、自分の意図している形状の物を作ることが出来るようになるまで、かなり修行が必要だと思われます。
そういう意味では、この「MOKUNEJI」ガラスポッドもそうなのですが、熟練の轆轤職人さんが形作っているネジ溝の均等さ(全ての商品がほぼ同一に作られている)には、単純に感心させられます。
もちろん専用の治具があって、同じようなものをある程度作ることが出来るのでしょうけれど、それでも手仕事の素晴らしさを再認識させられる商品です。

「MOKUNEJI」の各種ポッド、パスタケース、塩&胡椒入れ、コーヒーミル、全ての商品を轆轤職人さんによる手作業で作っておりますので、お値段は容器としては少し高価となっておりますが、長く大切にご使用が可能な愛着が湧く商品となっております。
こういった容器がキッチンに並んでいたら、料理をするのがとても楽しくなりますね。

只今キャンペーンを行なっており、ガラスポッドS・M・L、パスタケースをお買い求めのお客様に、より密封性が増すシリコンキャップを1つプレゼントしております。
この機会に是非お買い求めくださいませ!!

「MOKUNEJI」ガラスポッドで保存した珈琲豆で、美味しい珈琲をお飲み下さいな!!

【2015.1.12】木材のこと


ニューイヤーセール中は多くの方にご来店いただき、誠にありがとうございました!!
通常よりもお求め安い価格ということで、かなりお得にお買い物された方もいらっしゃいましたね。

当店がオープンしてから初めてのセール期間ということもあり、慎重にお値段を検討させていただきました。
中にはあまりお安くできない商品もあり、期待をしていただいたお客様には申し訳ありませんでしたが、今後に繋がる良い機会となりました。
これからもお客様に満足いただけるお値段での販売ができるよう精進いたします!!

さて、写真に写っている家具は私が製作したもので現在店舗内の什器として使用中なのですが、ご覧のとおり、木材の伸縮により継ぎ目が段差となって目立つようになりました。
通常、このような無垢の木材を使用して箱物の家具を作る場合は、伸縮を逃すためのあそび幅を取る必要があります。
木材によって伸縮の度合いは違い、それらを計算した上で幅を設けておかないと、割れや曲がりの原因となります。

この家具はスウェーデンで製作したもので、信頼のおける製材業者から、完璧な管理の元で乾燥が行なわれた木材を購入し製作したものです。
もちろん、無垢の伸縮に対応し、膨張した場合の逃げ幅も計算して作ったのですが、真夏の日本へ持ち込み想定外の湿度にさらした途端に、このような状態となってしまいました・・・(スウェーデンでは全く問題なかったのですが)。
おそらく、日本の湿度が自分の想定を超えており、木材の膨張が逃げ幅を上回った結果、段差となって現れたのだと思いますが、伸縮を考慮して盛り込まれた技術がその役割を果たしてくれているからこそ、更に酷い状態とならずにとどまってくれていると言うべきかもしれません。
落ち着いたらリペアをしなければ!!

実はこの家具、完全なる無垢の家具ではございません。
天板はメイプルの化粧板を使用しております。
中身はブナ材の角棒を細かく集成し、木目を交互に変えつつ3枚張り合わせた板の上に化粧板を貼っている突き板でして、北欧では高級品の家具に使われている技法です。
※向きを変えつつ張り合わせることで、伸縮を抑える効果がある
通常、写真の家具のように天板の周りを無垢材のフレームで囲むような意匠の物は、中心の天板が無垢の場合、フレームとの間に溝を設けなければ膨張した時に割れの原因となります。
溝を設けず、フレームと天板が一枚の板のように見えるデザインとしたかったので、この技法を使用しました。
つまり、全てが無垢材であれば作ることが不可能なデザインと言えます。

他にも、側面の木材は無垢材を5ミリ厚に削ったものを3枚張り合わせて作る技術です(スウェーデン語で「トレフィッツリムニング」というらしい)。

一見単純に見える箱物の家具も、伸縮に対する様々な工夫がなされ作られていること、そして無垢のみで作られた家具が決して意匠的に優れている訳ではないということをお伝えしたかったのです。
安易に総無垢の家具に逃げず、デザインのために手間隙を掛ける姿勢が、私の好きな北欧の物作りなのです。


ということで、当店取扱いの椅子を購入される際、木材を真剣に選ばれている方も沢山いらっしゃいます。
是非その際の参考としていただきたく、木材の特徴をご説明するページを新たに設けました。
トップページのバナーから該当ページへとリンクされております。

当店で取り扱っている椅子は、決して安いものではございません。
だからこそ、長くお使いいただくために、ご自信が納得した木材を選びご注文いただきたいのです。

【2015.1.9】Rymのカップ&ソーサー


長い間欠品しておりました『House of Rym』のカップ&ソーサーYellow leaves柄が再入荷いたしました。
少量ですが、店頭でも発売中ですので、お探しの方は是非この機会をお見逃しなく。

当店は北欧の椅子専門店として営業しておりますが、椅子以外は「北欧らしさ」が感じられる物は少ないかもしれません・・・。
そういった商品群の中でも、唯一、北欧らしさを醸し出している商品が、『House of Rym』のカップとソーサーなのです。

そもそも北欧らしさの基準は、一体なんなのでしょうかね。
これまで、ウェグナー家具に代表されるシンプルで温もりの感じられる椅子や机、ボタニカルな植物柄の器、動物の形のガラスのオブジェ等が北欧らしいと思っていましたが、あくまでも北欧を代表するブランドが主に展開している商品にそれらのモチーフを使用している品が多いだけであって、最近の北欧デザイン事情では一概にそうとも言えなくなってますよね。

雑誌媒体では形式的に「クラシックノルディック」と「モダンノルディック」と区別をしていますが、きっと私がこれまで思い描いていた北欧デザインの形はクラシック寄りであったのかもしれません。
そのようなことから、どちらかと言えば当店はクラシックノルディック寄りの商品セレクトであるとは認識しておりますが、それでは、モダン北欧デザインに興味がないのかと言うと、決してそうではないのが複雑なところ。

「HAY」、「MENU」、「MUUTO」といった北欧モダンデザインを代表するブランドが最近は勢力を拡大しつつ、若手デザイナーの起用により北欧デザインの流れを俄かに変えつつあります。
ロンドンデザインウィーク、ミラノサローネ、ストックホルムファニチャーフェア等で注目を集めているこれらのブランド。
どうやら最近のインテリアトレンドは、これらのモダンノルディックデザインとクラシックノルディックデザインの融合・共存が注目を集めているようですね。

当店は、クラシック寄りになりすぎず、かといってモダン寄りでもなく、バランスがとれた商品構成としていきたいと思っております。
そういう意味では、RymのYellow leaves柄は、新進気鋭のデザイナーがアフリカにインスピレーションを受けデザインした、どこか見た事があるようなクラシックテイスト溢れる北欧デザイン。
個人的には、このように気鋭デザイナーがデザインしたけど、クラシックテイストが感じられる商品に一番惹かれます。

奇をてらったモダンデザインばかりが注目を集める昨今のデザイン事情において、このような商品があると何故だかホッとします・・・。
スウェーデンの田舎町のロッピス(蚤の市)で、お気に入りの器を見つけたような感じです。

新しいものを生み出すこと、古いものを受け継いでいくこと、どちらもとても大切で且つ難しいです。

デザインされてから50年以上が経過した今でも、人気が衰えることがない「Yチェアー」をはじめ、ウェグナーデザインの椅子の素晴らしさには頭が下がります。
もしかしたら製造当時は、こんなモダンな形の椅子が売れるのか・・・?って葛藤があったかもしれませんね。
現在台頭しているモダン北欧デザインの中で、50年後に同様な賛辞を受けている物がどれだけあるのか楽しみです。


懇意にしていただいているメーカーさんから、新年のご挨拶と併せて手ぬぐいをいただきました!!
なんと「ダーラヘスト」柄の手ぬぐい!!
生成りの生地にカラフルな「ダーラヘスト」がとても可愛らしいですねー。
大切に使わせていただきます。
ありがとうございました!!

【2015.1.03】セール開催中!!


2015年あめましておめでとうございます!!
SABOT Furnitureを今年も宜しくお願いいたします。


さて、SABOT Furnitureは本日3日より営業しております。
営業開始にあわせ、ニューイヤーセールを開催中です!

昨年のクリスマスセールに引き続きセールをしておりますが、クリスマスセールではセール対象外商品であったものがセール対象となったほか、更にお値段を下げさせていただいた商品もございます。

そして、今回のセールの目玉商品は、クリスマスセールにて20%オフさせていただいていた「Artekのムーミンスツール」がなんと30%オフになっています!!
残念ながら店舗販売のみの価格となっておりますこと、ご了承ください・・・。
オンラインショップでは今のところ、20%オフのままです。
いずれ、オンラインショップでも30%オフにて販売するかもしれませんが、数量が限られておりますので、期待をせずにお待ち下さい。

他にも値段を下げている商品がございます。

自由が丘にショッピングにいらっしゃった際には、是非お立ち寄り下さいね。

それでは、皆様に幸多き1年となりますよう!
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